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あけぼの警備有限会社からのお知らせです
東日本大震災より2年を経て 1
東日本大震災より2年が経ちました。
弊社は震災直後より災害復旧工事に携わり、様々な場所を見てまいりました。
弊社も津波の被害を受けた場所にございます。
あれから、もう2年、まだ2年、感じ方はそれぞれと思います。
復興が進んでいる場所、まだまだこれからの場所、様々あります。
2年が経過したこの時に、さらに復興へ繋げる為、未来への光になるように、弊社では当時の様子を弊社隊員から聞き、本日から数回にわたり掲載していきたいと思っております。
「当時どんな気持ちで仕事をしていたか」、「今、どんな気持ちなのか」、「あれからどんな事が変わったのか」等様々な事を載せさせていただきます。
改めて、犠牲となった皆様のご冥福をお祈り致します。
【今後の文章には東日本大震災直後の様子が文章に含まれている場合がございます】
<警備員A 30代 男性>
震災後のある夏の暑い日、とある工事現場にて警備業務をしていた時の事です。
どうしても、施工箇所を車両が通れず、現場監督さんから「迂回させて下さい」との指示を受け、私は迂回のお願いをしていました。
そんな中、一台の大型車両にお願いをしたところ、運転手さんから
「津波がきたらどうするんだ」
と言われました。
その方の表情は怒っているのではなく、不安そうな表情でした。
その表情は今も印象に残っています。
実際に目の前で見たり、遭遇された方なのではないでしょうか・・・・・
皆、口や表情に出さなくとも、心の中に残っているのだなと思いました。
人にもよりますが、これが記憶から癒されるのはまだまだ時間がかかると思います。